第263章

翔太が目を細めるその姿は、闇を這う毒蛇を連想させた。

 警察署の留置場にこれだけ長くぶち込まれていても、こいつの性根は腐ったままだ。

翔太への情けなど、もはや欠片も残っていない。今やその顔を見るだけで嫌悪感が湧き上がり、吐き気さえ催す。

 だが、愛美の件がある。どんな些細なことでも情報を引き出さなければならない。

 そう思い直し、私は奈菜の手を制して翔太に問いかけた。

「これだけの期間閉じ込められていて、まだ反省の色はないの?」

「俺が反省?」

 翔太は条件反射のように聞き返してきた。

「お前は俺が……」

 言いかけて、彼は眉をひそめた。

 私の出方を窺っているのだろうか...

ログインして続きを読む