第304章

母を呼び寄せ、家で子供たちの世話を頼むようになってからというもの、なぜか母への依存心が日増しに強くなっている気がする。

 それこそ、子供の頃よりも深刻なほどに。

 毎日家に帰って母の顔を見ないと、心が落ち着かない。まるで大切なシェルターを失ったかのような不安に襲われるのだ。

 父が亡くなってから、この感覚はより顕著になったように思う。ただ当時はすでに結婚していて、林田翔太こそが私の安住の地だと思い込んでいた。

 彼が雨風をしのげる家庭を与えてくれると信じていたから、まさか裏切られるなんて、微塵も考えていなかった。

 だからこそ、病に臥せった時、真っ先に母の元へ帰って静養したいと思う...

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