第322章

山口聡太たちとつるんでいるのかどうかは知らないけれど、そんな環境に四人の子供たちを預けるなんて、絶対にできない。

 面会なんて論外だ。二度と関わらせたくない。

「はっきり言わせてもらうけど、あなたにとって一番いいのは、もう二度と関わらないことよ」

 私はカードを取り出した。

「これに数十万入ってる。本来は子供たちのために貯めておいた、将来の図書費なんだけど」

「今日わざわざ会いに来たんだから、これはあなたにあげる」

「あなたも生活が苦しいんでしょうけど、情においても理においても、私があなたを助ける義理なんてこれっぽっちもないのよ」

 林田翔太は差し出されたカードを見つめ、やがて...

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