第60章

しかし、私がじっくりと思考を巡らせる暇もなく、家には突然招かれざる客がやってきた。

休日、私は直也と怜、それに美波がアニメを観ているのを眺めていた。リビングは一時、とても賑やかだった。

翔太は二階の書斎にいるので、この場にいないも同然だ。

こんなにリラックスできたのは久しぶりで、心はとても晴れやかだった。

だが、ふと外に目をやると、蘭が入ってくるところが見えてしまった。

彼女は遠慮なくドアを押し開け、腕を組んでリビングの様子を眺めると、眉をひそめた。「なんでこんなに散らかってるの?」

私の良い気分は一瞬で吹き飛んだ。私は笑顔をしまい、彼女が目に入っていないかのようにテレビに視線を...

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