第621章 全部捕らえろ

その直後、おばさんはその装置を力任せに押し込んだ。瞬間、耳をつんざくような鋭い音が鳴り響いた。

私と蓮は無意識に耳を塞ぐ。事態を把握する間もなく、屈強な若者たちが数人、駆けつけてきた。

彼らは瞬く間に私たちを取り囲む。

「ずっと私と話していたのは、そういうことかい? 時間稼ぎだったとはね」おばさんは氷のように冷たい視線を私たちに向けた。「いつから気づいていたんだい?」

その言葉を聞いて、私はおばさんを見据えた。

「今さら村の人間を全員呼んだところで、もう遅いわ。大人しく抵抗をやめて、全てを自白することね」

「ふんっ。恩知らずな奴らだね。うちの村がこれだけ温かくもてなしてやったのに...

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