第624章 奇妙な小包

私はあわててうなずいた。

「だから、あたしたちも勝手なことはしないで、警察が来るまでずっと待ってたの」

「じゃあ正直に言いなさい。何か想定外のことはなかった? ケガはしてない?」

 母がじっと私の目をのぞき込む。何もかも見透かされそうな視線だった。

 思わず視線をそらしてしまう。……たしかに、ちょっとしたハプニングはあった。けれど、結果としてはうまく収まっている。

「ほら、やっぱりね」

 母は深くため息をついた。

「そのせいで、あとから面倒ごとに巻き込まれなきゃいいけど」

 その言葉に一瞬きょとんとしてから、私は首を振った。

「そこまではいかないと思う。むしろ、こっちは向こ...

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