第628章 おばさんが面会を要求する

「これは君のせいじゃない」

蓮は、まっすぐに私を見つめてそう言った。

口を開きかけて、けれど何も言えなくなる。

彼はいつもこうして、揺るがない声音で私を肯定してくれる。支えてくれる。信じてくれる。

なのに私は、いまだにふとした瞬間に「もうやめたい」なんて弱音を吐いてしまう。

たしかに、そんな考えに囚われるのは、ある程度は薬の影響だ。

わかっているのに――どうして、私は乗り越えられないんだろう。

このままずっと薬に心を振り回されて、何ひとつ変わらないままだったら。

そんな私に、こんなにもたくさんの愛情を注いでもらう価値なんて、本当にあるのだろうか。

……違う。こんなふうに考え...

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