第12章 次の仕事

朝六時。体内時計がきっちり谷口美桜を起こした。

昨日はほとんど口にしていない。ぼんやり身体を起こしてしばらくすると、まだ出血している感覚があって、彼女は今日のうちに病院へ行こうと決めた。在職中なら、給料がなくても保険でいくらかは戻る。

山﨑蓮から離れるのは、始まりにすぎない。子どもは……いらない。でも、まずは自分の身体だ。ちゃんと生きていける身体が必要だった。

そう考えて、ようやく起き上がり、キッチンへ向かう。食事だけは抜けない。

その頃、山﨑蓮はベッドに横たわったまま、瞬きもせず天井を見つめていた。

ほとんど一睡もしていない。頭の中では昨夜のホテルでのキスと、谷口美桜の脚に残った...

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