第123章セレステはわざと彼女をセットアップした

ミランダは何も言わなかった。写真を手に取り、一枚一枚注意深く調べた。

写真はぼやけており、明らかに隠し撮りされたものだった。

しかし、そのシルエットは……。

確かに似ていた。

同じ白い乗馬服、同じ体格、髪型でさえどこか似通っている。

もしミランダ自身が自分の無実を知らなければ、彼女でさえ写真の人物を自分だと疑ったかもしれない。

彼女の視線がタイムスタンプに落ちた。

先週の金曜日、午後三時。

それはトーマスがその服を買った時間だった。

他にも、トーマスのいわゆる「出張」や、その謎の女との密会を示すタイムスタンプがいくつかあった。

ミランダは写真を置き、パソコンを開いてキーボー...

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