第150章彼女の兄と母は彼女の盾

二階の寝室。

ミランダは金庫を開け、長年大切にしてきた深みのある青い原石を取り出した。

室内の照明の下でさえ、その石は深海の凍りついた涙のように、純粋で神秘的な淡い青い光を放っていた。

ちょうどその時、ドアがそっと押し開けられた。

ミランダが振り返ると、母親が入ってくるところだった。

アラベラはミランダをベッドの端に座らせ、娘の手を握った。「ミランダ、お父さんの言うことなんて気にしなくていいのよ。あなたとクリフトンが幸せでさえいれば、お兄ちゃんと私で、あなたの結婚のことはお父さんには内緒にしておくから」

ドミニクの妻として、アラベラは彼の利益至上主義的な性格を嫌というほど知っていた。

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