第247話ギルティ・パーティー

ミランダは寝室には向かわなかった。

彼女は書斎に入ると内側から鍵をかけ、机へと歩み寄った。パソコンで屋敷のセキュリティシステムを立ち上げ、リビングの映像に切り替える。

画面の中では、セレストがソファに寝そべってスマートフォンをいじっていた。鼻歌を歌うその顔には、隠しきれない満足感が浮かんでいる。

ミランダの表情が、すっと冷ややかに静まり返った。

この屋敷のセキュリティとデータシステムが最高クラスであることは分かっていた。プレスコットの承認がなければ、独断でセレストの通信記録や金融取引の履歴を引き出すことなど不可能だ。

誰かの助けが必要だった。

彼女はスマートフォンの連絡先を開いた。...

ログインして続きを読む