第54話その上に軟膏を塗らせて

ミランダの体は、どうしようもなく震えていた。身を屈めると、彼女の柔らかな肌が、彼の熱く硬い脚に押し当てられる。その強烈な熱は、彼女を焦がさんばかりだった。

「クリフトン、あなた……」

その言葉は、男の低い呻き声と強引な振る舞いによって、完全に呑み込まれてしまった。

眠れぬ夜になることは、もはや避けられない運命だった。

翌日、ミランダが再び目を覚ましたとき、薄暗い部屋を見つめながら、彼女は一瞬自分がどこにいるのか分からなくなった。

ナイトテーブルの上を手探りしてスマートフォンを手に取る。眩しい画面には、すでに午前十時を回っていることが示されていた。信じられないほど寝過ごしてしまったのだ。

ミラン...

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