第296章 退学処分

「えっ? 警察に通報するですって! そこまで事を荒立てる必要はないでしょう?」

中島母が悲鳴のような声を上げた。

「どうやら、あなた方は道理をわきまえるつもりはないようですね。結構です、私もあなた方と議論する気はありません。私たちも親として、自分の子どもを守るために学校まで来ているのです。私の考えを言わせてもらえば、中島結子さんは学校でこれほど多くの問題を起こしたのですから、いっそ退学にしてはどうでしょうか。うちの学校で、これ以上二年間も肩身の狭い思いをさせずに済みますからね」

山口美崎が冷ややかに言い放つ。

抱き合っていた中島結子と中島母は体を強張らせた。温厚そうに見える山口美崎か...

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