第348章 好きだけど恋愛はしない

 岡本凜太郎は言葉を選ぶように、ゆっくりと答えた。

「実は、初めて会った時から君は特別だと思ってた。これが一目惚れなんだろうな。その後一緒に過ごすうちに、君の魅力的なところをたくさん見つけたんだ。スポーツも勉強も何でもこなすし、ゲームだってプロ並みだ。勇敢で、一つのことに集中できて、優しいけれど決して弱くはない。自分の夢を持っていて、それをずっと追い続けている……君には長所が多すぎて、どんどん惹かれていく自分を抑えられないんだ。だから、俺に君の生涯の伴侶になるチャンスをくれないか」

 山口夏美は彼の目を見つめ、その言葉に嘘がないか真剣に見極めようとした。一度くらい彼の言葉を信じてみようか...

ログインして続きを読む