第169章:それは罠だ!

ブライオニー視点

「囮作戦だ」タリクは視線を揺るがせずに言った。「ブランドンはお前を見つけられると踏んでいる。そこでお前たち三人が、奴の望むものをくれてやる――こちらの条件でな」

「つまり、あたしたちが餌ってこと?」ソフィアがぶっきらぼうに言った。

「志願するなら、な」タリクは念を押した。「命令じゃない。お前たちがブランドンに個人的な落とし前をつけたいのは分かっている。だが、現場では頭を冷やして動いてくれ」

私たち三人は顔を見合わせた。言葉はいらない。ブランドンには代償を払わせなきゃならないし、その正義の一端を担えるなら筋が通る。

「やります」私は言った。

タリクはうなずき、それぞ...

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