第170話:やっと帰ってきたよ

ブライオニー視点

月明かりが森一面にこぼれ、私の狼は慎重に前へ進んだ。そのとき、低く脅すような唸り声がして、私は足を止める。そこにベンジャミンが立っていた。次の瞬間、彼は姿を変え、月光が肌の上で冷たく光った。

私も変身した。服はそのままだ。ベンジャミンは私を見て目を見開き、困惑の色を走らせる。背後ではソフィアとフレイヤが変身し、私を守るように並び立った。

「ベンジャミン」私は静かに呼んだ。

彼は背筋を伸ばし、表情を硬くする。「なるほど。監視兵ブライオニーは、ようやく帰り道を思い出したってわけか?」

私はうなずき、小さく一歩踏み出した。

「それだけか? 説明は? 言うことは何もないの...

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