第83話ぼくは普通の狼男

ブライオニー視点

「エイドリアンには子どもが三人いた」ネイサンは話を続けた。「まず俺の父親、それからレックス、そしてエレノア――お前の母方の祖母だ。レックスの息子がタリク。お前が訓練施設で会った、あのタリクだ。エレノアが、お前の祖母だった」

「待って――タリク?」思わずベンチから跳ね上がりそうになった。「あのタリクが、あんたの従兄弟? じゃあ私は……えっと、どういう関係になるの?」

「厳密に言えば、遠縁の叔父だな」ネイサンは面白がるように口元をぴくりとさせた。

こめかみを揉む。「もう、相関図がないと把握できない……」

「心配するな、登場人物はそこで打ち止めだ」彼は言った。「だが、こ...

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