第49章

次の日、

一週間以上かかって完成したデザイン図と、デザインコンセプト、そして童顔子供服との組み合わせについて、水原蛍は高橋逸人に送信した。

彼の決定を待つ。

5分後、水原蛍は高橋逸人から自分のオフィスに来るように言われた。

彼女は眉をひそめた。できれば行きたくなかった。

しかし、仕事は仕事だ。

重々しい「入ってください」という声に続いて、水原蛍は高橋逸人がタブレットを持ち、自分のデザイン図を眉をひそめながら見ているのを見た。時折ノートと照らし合わせている。

彼女の位置からはノートの内容は見えないため、高橋逸人の行動に興味を持った。

水原蛍の自宅

水原陽一は目を覚ますと、トイ...

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