第335章 脱ぐな

林田ククはさっと身をかわし、警戒するような目を彼に向けた。

「何ですか、これ」

その反応に、藤原深は少なからず傷ついた。これほど精巧な作りの箱なのだから、どう見てもプレゼントだろう。なぜそこまで自分を警戒するのか。まさか、中に爆弾でも仕込んでいるとでも思っているのだろうか。

胸の奥に不快感がよぎったものの、そうした思考は頭の中を駆け巡っただけで、決して口には出さなかった。

彼は唇を引き結び、林田ククの代わりにそのギフトボックスを開けた。蓋が開いた瞬間、中から放たれたダイヤモンドの眩い光に、林田ククは思わず目を細めた。

それは一筋のダイヤモンドネックレスだった。中央には鳩の卵ほどもあ...

ログインして続きを読む