第410章 評価引き上げ

藤原深がくつくつと低く笑った。彼女が意地を張っているのを、見透かしているみたいに。

その笑い方が、林田ククの胸の奥をむず痒くさせる。

ククは膝を抱えるように足を組み、思わずスマホを耳にぐっと押し当てた。かすかに藤原深の息づかいまで聞こえる。自分の喉が少し掠れていて、何を言えばいいのか分からなくなる。

短い沈黙ののち、先に口を開いたのは藤原深だった。

「じゃあ、俺の評価……もう一段、上げられるか?」

ククは堪えきれず笑って、でもわざと鼻を鳴らして責める。

「それ言うために電話してきたの? 評価のやり直しを迫るとか、誠意なさすぎない?」

「花を送ったのも、評価のためだろ?」

軽い...

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