第412章 災いの転嫁

林田ククは、ネットの連中がまた「パトロンがどうの」と蒸し返してくるのが怖くて、慌てて更新して最新の空気を確認した。

――そして、目を疑った。

予想していた「やっぱり裏でつながってるんだろ」みたいな流れはどこにもない。画面いっぱいに並んでいたのは、

「尊い……」

「相性良すぎ! あああ!」

そんな声ばかりだった。

長文で考察する者まで出てきて、藤原深が最近出席したイベントの時系列と、林田ククの活動スケジュールを突き合わせている。しかも、その大半が重なっているという。

林田クク自身ですら驚いた。自分と藤原深の生活の軌跡が、ここまで噛み合っているなんて。事情を知らない人間が見れば、ず...

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