第616章 まさか彼女だったとは

林田久々が固まった。「その炎庵ってアカウント、何か特別なの?」

神崎遠は彼女の反応を見て、まだ知らないのだと察した。「あいつは表向きは社会批評みたいな顔してるけど、実態は他人の不幸で飯を食うタイプだ。大したことない話でも、わざと対立を煽って炎上させる」

「前に大騒ぎになった不倫疑惑の件だって、本当は女のほうが友達と飯を食っただけだった。事実確認もしないで、女と男の立場を盾にして叩きまくってさ。結局、その女は追い詰められて鬱になった」

「男も離婚した。友達がいくら釈明しても無駄で、炎庵は投稿したら何事もなかったみたいに知らん顔だ」

聞けば聞くほど、林田久々の眉間に皺が寄る。こんなのに目...

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