第1261章

二人の兄妹は、コニーの返答を待ちわびながら、複雑な思いで彼女を見つめていた。

テディを見つめ、それからヒルダとリナックスに視線を移し、コニーは激しい葛藤に苛まれていた。

ヒルダとリナックスが最愛の子供たちであることに変わりはない。だが、テディのお腹にいる子もまた、紛れもなく彼女の子なのだ。

すでに四ヶ月まで育った胎児の命を、どうして無慈悲に奪うことなどできようか。

テディは言葉を続けた。「クラウスは僕の子が生まれるのを許さないだろう。コニー、かつてはこの子を使って君を縛り付けようと考えたこともあった。でも、ヴァレリーがいなくなって、僕はすべての身寄りを失ったんだ。僕が望むのはこの子だけ...

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