チャプター 141

ウィリアムとレイノルズ家の当主は、血で結ばれた戦友だった。何年も前、二人の老人は両家を婚姻で結ぼうと考え、子ども同士を結婚させる算段までしていた。

だが運悪く、両家とも生まれたのは息子だったため、その最初の計画は頓挫した。

その後は孫同士を結びつけることも考えたが、運命はまたしても同じ悪戯をした。どちらの家にも孫息子しかいなかったのだ。

リチャードの二番目の妻は、たしかにハーディング家に娘を一人もたらした。だがウィリアムは、甘やかされて育った孫娘グレースをことのほか気に入っていなかった。あの娘ではレイノルズ家に災いを招きかねない――そう危ぶみ、その考えをきっぱり捨てた。おかげでアレクサン...

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