第174章

私の完全な無関心を目の当たりにして、ヘンリーの顔はみるみる曇り、胸は痛みにきつく締めつけられていた。

ヘンリーはずっと、何があろうと私が自分を待ち続けると信じていたのだ。

なにしろ私は、繰り返し彼への愛を口にしてきた。六年もの長いあいだ、数えきれないほどのささやかな気遣いと思いやりで、その想いを示し続けてきた。

けれど今、彼が私の目をのぞき込んでも、かつてそこにあったはずの優しさはひとかけらも見つからない。ただ、冷えきった距離感と淡々とした冷たさだけが残っていた。

その瞬間になってようやく、ベンジャミンの言葉がヘンリーの胸に響いた。自分の魅力と地位さえあれば、私はいつまでも盲目的に尽く...

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