第249章

テニスボールの競技で思いがけず勝てたあと、ビリーは興奮のあまり今にも跳ね出しそうだった。私たち二人の手をぐいぐい引っ張って、次の競技場所へと連れていく。

「早く! 次の競技、あと五分で始まるんだ! 急がなきゃ!」

私はビリーの手にある競技表へちらりと目をやった。

次の種目は「紙コップ水リレー」と書かれていた。見た瞬間、胃のあたりがきゅっと縮む。

また、密着しなければならない団体競技? 本当に今日は、私にとって悪夢みたいな一日になりつつあった。

校庭に先生の声が響き渡り、ルールの説明が始まる。

「この競技では、ご家族それぞれが紙コップを一つずつ持ちます。最初の人がコップに水を入れ、そ...

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