チャプター 25

蛍光灯の白い光が磨き上げられた床に長い影を落とす中、私は前を大股に歩いていくヘンリーの高い背を見つめていた。彼の腕の中には、息子が大事そうに抱かれている。ビリーの小さな手は父親の首にしっかりと回され、まるで少しでも気を緩めればヘンリーがこのまま消えてしまうとでもいうように、必死にしがみついていた。

私はその後ろをついていった。大理石の床を打つヒールの音は不揃いで、どうにか歩調を合わせようとしても追いつくのがやっとだった。二人が一緒にいる、その光景だけで胸がずきりと痛んだ。イザベラはどこにいるのだろう。たしかまた「緊急」の検査を受けるはずではなかったのか。どうしてヘンリーは、今さら献身的な父親...

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