チャプター 41

ブルックリン・ハイツ・アカデミーの外には、高級車が整然と列をなし、午後の迎えに来た親たちが集まっていた。仕立てのいい服装と控えめな話し声が、気取らない豊かさの空気をつくり出している。

私はトーマスの車の中で、色の入った窓越しにその光景を眺めていた。名門校の門から制服姿の子どもたちが次々と出てくる、その見慣れた眺めは、私に安堵と不安の入り混じった感情を呼び起こす。ハーディング家の屋敷を出てから、これが私たちの新しい日常になっていた。見かけの体裁を保ちながら、どうにか独立らしきものを立て直そうとする、危うい均衡だった。

「本当に、これでよかったのかい?」と、運転席からトーマスが静かに尋ねた。「...

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