第21章

新しく引っ越したマンションに戻ると、初音は熱いシャワーを浴びて全身の疲れを洗い流した。

帰り道ではあんなに眠かったのに、シャワーを浴びたらすっかり目が冴えてしまい、ベッドに横になってもなかなか寝付けない。

少し考えてから、彼女は再び起き上がり、ノートパソコンを引き寄せてメールの処理を始めた。ふと、カレンダーの丸で囲まれた日付に視線が止まる。寧々の誕生日まで、あと数日しかない。

娘と約束したのだ。

初音はスマホを手に取り、和也の番号を探してメッセージを送った。

『藤原さん、先週、離婚届をそちらの会社宛てに郵送しました。いつなら都合がいいですか? 役所で手続きを済ませましょう』

メッ...

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