第749話これ教えたの?

「私にそのような決定権はありません」ダイアナは以前キャスピアンから聞いた言葉を思い出していた。「キャスピアンにお尋ねください」

「電話もメッセージもしたんだが、返事がないんだ」ボディは溜め息をつきながら、不満を漏らした。「あいつはまだ、あの時俺がここに一人で置き去りにしたことを根に持っている。だが、もし俺があいつをここに残していなかったら、今のあいつがあると思うか?」

彼の言葉にダイアナは戸惑った。

ダイアナが反論しないのを見て、ボディは続けた。「もし俺があいつを連れて行っていたら、今頃はただのしがない労働者で、君やランスロットさんのような方々のご厚意を受けることもできなかっただろう」

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