第41章 フォスター嬢が来た

オーロラ・ロスの視点

広すぎる会議室に残っているのは、私と彼女――たった二人だけだった。

アビーは会議卓に突っ伏すように座り込み、両手で顔を覆って泣いている。肩が小刻みに震え、嗚咽が漏れた。

ドアが開く音に反応し、彼女はぐっと顔を上げた。

涙で濡れた目が、怨嗟を煮詰めたみたいにこちらへ刺さる。

「クズ。満足した?」

「言葉遣いに気をつけろ。そもそもお前が私を陥れようとしなければ、こんな落ち方はしてない」

「私はただ、お前みたいなクズを会社から叩き出したかっただけよ。何が悪いの? お前が来て、私の場所を奪った。私が黙ってる理由なんてある?」

「『お前の場所』なんて最初からない。...

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