第65章 一緒に地獄まで堕ちろ

アレックス・フィリップ 視点

オーロラの手から宝石の兎を奪い取ったあと、俺は冷えた笑いをひとつ漏らした。

認める。わざとだ。

あいつがルイと、あんなにも親しげにしているからだ。

あの男と踊り、並んでオークションに出て――。

しかも俺の耳元で、ルイとのあいだにあった出来事を何度も口にした。俺のいなかった七年のあいだに、あいつは別の男と、あいつらだけの「思い出」を作っていた。

オーロラが胃を悪くしていたと初めて知った時だって、俺に教えたのはルイだった。

しかも知った時には、もう遅かった。

あいつの病気は、とっくにルイの手厚い世話で治っていた。

二人のあいだに流れる空気は、あまり...

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