第162章 夏川瑠璃を見つけ出す

夏川紅蓮は身支度を整え、階下へ降りた。

ダイニングでは夏川奥様が朝食をとっていて、紅蓮の姿を見つけるなり、ぱっと手招きする。

「紅蓮、早くいらっしゃい。海参粥を炊いておいたの。身体にいいから、ちゃんと食べて」

昨日の夏川懐清がどれほど苦しんでいたか、奥様は知っている。けれど同じくらい、夏川紅蓮も疲れ切っていた。

ほとんど一晩中、懐清に付き添っていたのだ。だから今朝は、奥様が自ら台所に立った。

……なのに、紅蓮の笑みはどこか引きつっている。

また海参粥。

奥様の海参粥は腕がいい。生臭さなんて欠片もなく、むしろ驚くほど旨味が深い。

とはいえ、毎日となると話は別だ。

「お母さん…...

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