第183章 想いのこもった贈り物

夏川紅蓮は家へ戻った。

ちょうど夏川懐星が、夏川懐清のリハビリに付き添っているところだった。

夏川紅蓮の鬼門十三針は確かに凄腕だ。だが、さすがに打った瞬間から夏川懐清が走り出すほどの神業ではない。

歩き方はまだぎこちない。

ふとした拍子につまずくこともある。だから今は、誰かが見ていないと危ない段階だった。

夏川紅蓮は二人に軽く挨拶し、それから夏川懐星に声をかける。

「懐星兄さん、今日は家にいるの? 仕事の予定は?」

ここ最近、夏川懐星のスケジュールはびっしりだった。

映画はまだクランクイン前で、今はバラエティの収録を回している時期だ。会社の方針としては、映画公開まで露出を切ら...

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