第188章 彼をやっつけるのを手伝う

「ナナ、見てよ。俺のデザイン、すげぇ良いと思うんだけどさ。みんなはダメだって言うんだよ」

夏川懐理が、どこか納得いかない顔で言った。

夏川紅蓮は3Dの設計図をじっと覗き込み、細部まで丁寧に目で追う。

少しして、兄たちの期待を一身に浴びながら口を開いた。

「私は、すごくいいと思う」

「なんでだよ?」

懐星兄さん――夏川懐星が眉をひそめる。

「これ、要するに『つぎはぎカー』じゃん。フロントはポルシェっぽくて、ケツは……」

「懐星兄さん」

紅蓮は言葉を切って、逆に問い返した。

「この車、だいたいいくらで売る想定?」

夏川懐星は肩をすくめる。

「初代のEVが600万。2代目で...

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