第17章

そのとき葉山詩音たち三人と鉢合わせしても、沈村蓮はわざわざ口を開く気になれなかった。斉村哲也はというと、さっきから飽きもせず沈村蓮に食い下がっている。

「なあ、その焼き冷麺どこで手に入れたんだよ。俺、見てねえんだけど?」

だから松村林也は、手に持っていた鬼の面をそっと背中側へ隠し、わざとらしく咳払いを二つ。

「いや~、あそこのミッション難しすぎてさ。あとで行こうって話してたんだよ。そっちはけっこう進んでるみたいじゃん」

配信のコメント欄は、もう笑いで崩壊寸前だった。

【松村様:バレたら終わりだ……俺は人気俳優、品位を保て……!】

【隠しても無駄w 面持ってるの見えてるw】

【さ...

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