第52章

彼らが解答している最中、葉山詩音たち三人も到着した。

ミッションにも先着順というものがある。三人は脇で待つしかない。

そしてNPCが用意した問題冊子、最初の二十問あまりは――まさかの奥数。沈村蓮の得意分野ど真ん中だった。沈村蓮は目にも留まらぬ勢いで解いていく。ほとんど秒で答え、しかも正答率は100%。

鈴原明志は眉をひそめる。

「番組側、答え教えてんじゃないの?」

隣の葉山詩音も、疑うような顔つきになる。

遠坂遥はそこまで穿ってはいなかった。ただ、胸の奥がひりつくほど酸っぱい。

ミッション内容はもう知っている。もし自分が沈村蓮と組んでいたら、今ごろ同じように「楽して」車に乗れて...

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