第56章

一方、沈村蓮たち三人はその場を離れると、ほどなく次のミッション地点へ到着した。難なくクリアしたうえに、想定以上の好成績だったらしく、番組側が用意していたミニ四駆までご褒美にもらう。

三人のうち、沈村蓮は運転する気がない。斉村哲也はテンションが跳ねすぎていて任せるのが怖い。結局、松村林也が自分でハンドルを握り、山頂のチェックポイントへ一直線だった。

斉村哲也は窓の外の山並みを眺めながら、目を輝かせて言う。

「古城ってどんな感じなんだろ。持ち主も、どんな人なんだろうな」

松村林也が笑って乗る。

「哲也は、どんなのがいいんだ?」

斉村哲也は待ってましたとばかりに身を乗り出した。

「俺...

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