第75章

遊園地に入るなり、一行はさっそくミッションポイントを探し始め、ほどなくひとつ見つけた。

だが、向かおうとしたその瞬間。後ろからついてきていた鈴原明志が、いきなり前へ割り込む。

「見つけた。早い者勝ちだろ。俺たちが先にやる!」

村岡俊世が彼にいい感情を抱いていないのは今に始まったことじゃない。すぐさま眉を吊り上げる。

「最初に見つけたのは俺たちだ!」

鈴原明志は鼻で笑った。

「先に着いたのはこっちだろ。なに、村岡様は自分の格が上だからって、横取りしても許されると思ってんの?」

「お前……!」

村岡俊世は一歩踏み出し、真正面から言い返そうとする。

そのとき、沈村蓮がちらりと視線...

ログインして続きを読む