第77章

村岡俊世はもともと鈴原明志のことが気に食わなかった。そんな言葉を聞かされた瞬間、袖をまくり上げて突進する。

「沈村さんがもう一回手ぇ出すの待つ必要ねぇだろ。俺が今ここで、お前に蹴り入れてやる!」

言い終えるより早く、村岡俊世の足が跳ね上がった。

ドンッ。

鈴原明志は、まさか村岡俊世まで殴りかかってくるとは思っていなかった。まともに一撃を食らい、体勢を崩して倒れかける。

一気に頭に血が上った鈴原明志も前へ出た。

「村岡俊世だからって、何しても許されると思うなよ! みんながお前を怖がってても、俺は違う!」

「はっ。お前に怖がられる必要なんかねぇよ。黙って殴られてろ!!」

村岡俊世...

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