第57章

「こんな今になっても、まだ嘘をつくの?本当に薬を盛られたと思うなら、怒りを感じて警察に通報するのが当然じゃないの?」

私は嘲笑うように口元を歪めた。

「ハニー、僕も後になって薬を盛られたって分かったんだ。当時は全く気づかなくて、ただ長い間女性に触れていなかったから、酒の勢いで川崎志乃に付け込まれて、服も下着も脱がされたんだと思ってた。そうじゃなかったら、警察に通報しないわけがない。

関係を持った翌朝、目が覚めたら彼女が一糸まとわぬ姿で僕を見つめながら、『昨夜はかなり激しかったわね、まるで体力が尽きないみたいだった。女性に触れていなかったから、私にあんなにしつこく求めたの?』なんて笑いな...

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