第153話フランクが幸せになれるといいな

「ええ、構いませんよ」

「こんなに綺麗な女医さんに診ていただけるなんて、光栄です」

ローズはシャーロットに視線を向け、その顔に優しい微笑みを浮かべた。

シャーロットは頷き、微笑み返した。

ローズが承諾したのを見て、アレックスは安堵の息を漏らし、フランクに向き直った。

「ポーターさん、少し二人きりでお話ししたいことがあるのですが」

フランクは即座にアレックスの意図を察した。彼は頷き、ローズに言った。「ローズ、フォスター先生はとても腕がいい。女性同士、ゆっくり話すといい」

たった一人の兄にいつも従順なローズは、瞬きをして言った。「フランク、分かってるわ。私、もう大人なんだから、心配し...

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