いつまでも幸せに.

私はまだくるくると回っていた。毛布のドレスが私の周りでふわりと揺れる。その時、とっても不思議なことが起きたの。ザビエル、ハイデン、ノア、それにレヴィが全員、部屋の真ん中に集まったんだ。一瞬、みんなで踊り出すのかと思っちゃった。だって、そうだったら面白いじゃない? でもね、みんなが見ている目の前で、彼らは一斉に片膝をついたの。まるで本物の王子様みたいに。

私の笑い声が弾けて、壁に反響した。「何してるの?」

ザビエルがニッと笑って、その黒い瞳をキラキラさせた。「俺たちのプリンセスに、敬意を表しているんだよ」

ハイデンは口の端を上げたけれど、その声はいつもよりずっと優しかった。「どんなプリンセ...

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