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激痛が、稲妻のように走った。

全身の骨が一斉に砕け散る――灼熱の亀裂が頭蓋を駆け巡り、背骨を伝い、震える四肢の隅々まで響き渡った。石壁に反響する私の叫びは、もはや人のものではなく、剥き出しの獣の咆哮だ。視界がひび割れていく。肌を焼く空気は、ただれ落ちるほど熱く、同時に凍えるほど冷たい。肺の中は、血とオゾンの濃厚な臭いで満たされていた。

息ができない。

考えられない。

存在していられない。

内なる力は、もはやこの身に留めておけるものではなかった。それはまるで意思を持つ生き物のように私を引き裂き、外へ出ようと爪を立てている。肋骨が裂け、指が逆方向に曲がり、腕の皮膚が裂けた場所から、液状の月光...

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