日付 # 4

レヴィ

「で……乗ってみる気はあるか、お姫様?」俺はそう尋ね、彼女の表情をうかがいながら、ゆっくりと口元をニヤリと歪めた。

「何に乗るの?」彼女は用心深く聞き返しながら、俺がどこかに馬でも隠しているんじゃないかと疑うように、空き地をきょろきょろと見回している。

「俺に、だ」フリントが俺の声を使って、より低く、荒々しく唸るように言う。彼女が目を丸くすると、俺の中の狼が得意げに胸を張った。

「えっ。あ、本当に?」

俺は彼女にバックパックを渡し、荷物が滑り落ちないよう、わざとゆっくりと慎重な手つきでストラップを締めてやる。そして、何の前触れもなく服を脱ぎ始めた――まずはブーツ、次に...

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