フレーガス。

ザビエル

「降参か?」エリオットは大げさに叫び、まるで王の笏のように木の棒を高々と掲げた。

リーヴァイは膝をつき、葉っぱや麻布の切れ端にまみれながら笑っていた。「わかった! 参ったよ。偉大なる切り株の要塞は強すぎる!」

ノアは肩の土を払いながら唸った。「切り株のせいじゃない。あのクリスタルの仕掛け罠のせいだ」

「油断ならないって言っただろう」ヘイデンが息を切らしながら横で口を挟む。「トラウマと魔法を持った子供を甘く見ちゃいけないな」

俺は地面に座り、腕を組んでその光景を眺めながら笑った。胸の奥には、うまくい言い表せない誇らしさが満ちていた。

「自分たちの姿を見てみなさいよ」...

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