第百八十八章

アドリック

「アンディは信用できるのか？」アルマンドがセフィに尋ねた。

「まだ完全には決めかねているわ。イエスと言いたいところだけど、はっきりと決断を下す前に確認しておきたいの」彼女はアルマンドに話しかけながら、いつもの愛らしい笑みを浮かべた。彼女は彼のことを確かに気に入ってはいたが、余計なことを言わないだけの分別も持ち合わせていた。それは実に厄介な状況だったからだ。

アルマンドは髪に手をくぐらせた。「なんてザマだ。俺の地区の水道局にいる男のことと、そいつが何を知っているかも聞き出さなきゃならない。本当に気がかりなんだ。俺のシマの住人を、あれほどの脅威に晒すわけにはいかないからな...