第二百二十二章

ミーシャ

頬が熱くなるのを感じた。「正直、あんなふうに言うつもりじゃなかったんだ」俺は少し決まり悪そうに言った。

彼女はまた声を上げて笑った。「心配しないで、私の愛しいロシアの守護者さん。彼も面白いって思ってたわ。貴方の率直さに感謝してたもの。結局は私の為を思ってのことだって分かってるから」

俺たちは数歩歩いたが、彼女はまた立ち止まった。「指切りしてほしいの。貴方がそういう反応を感じた時は、いつだってそのくらい率直でいるって」彼女は小指を立てて俺に向けた。

「どういう意味だ?」俺はさっぱり訳が分からず尋ねた。

「もう、ロシアの子供たちは何して遊んでるの? 指切りじゃない...

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