第三百十五章

セフィ

ヘンリーとの会議は二時間を優に超える長丁場となったが、私はなんとか最後まで持ちこたえることができた。とはいえ、その代償として、会議が終わった後、丸二十四時間も眠り続ける羽目になったのだが。目が覚めるのは抗生物質を飲む時だけで、薬を飲めばまたすぐに意識が途切れてしまうのだった。

会議中に私が思いついた名案のおかげで、みんなは現市長と他のボスたち、あるいはリカルドとの繋がりを示す情報を探すために、不眠不休で働いてくれていた。イヴァンはジャーナリストから提供された情報を再確認し、リカルドと市長の接点を見つけ出そうとしていた。

ヘンリーは、情報を市長に突きつける前に、私たちが独自...

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