第三百四十章

セフィ

夕食後、みんなが私のためにキッチンの片付けをしてくれている間に、私はミーシャとアンドレイを脇へ引っ張った。「ねえ、前回どうやって音声が拾えたのか正直よくわからないんだけど、今回も音声が入るかどうか試してみたいの。もっとも、あいつが終始スペイン語で話してたら何の意味もないけどね。でも、地上で最も間抜けなコロンビア人について何がわかるか、やってみる価値はあると思うわ」私がそう言うと、二人は笑って、それぞれ私の片手を握った。「今回は両手が空いてるから、パワーアップできるかもしれないし」

今回はこれまでとは違っていた。ミーシャがマルティンを探している間、アンドレイの思考がはっきりと...

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